山陰の住まいと暮らし メッケ

Interview

第3弾 落ち着く空間での過ごし方

尚建工務店

プレイグラウンドの家

子どもが遊ぶ吹き抜けのリビング、やさしい温もりに癒される純国産の薪ストーブ、自由にカタチを変える巨大本棚・・・。インテリアが趣味のご主人が、信頼をよせる尚建工務店と相談しながら完成させた家。それは遊び心と暮らしやすさをミックスした、シンプルにかっこいい家でした。

 大きな吹き抜けのあるリビングが、ショールームのようにおしゃれなI邸。イサムノグチのコーヒーテーブル、フランクロイドライトの照明など、美しいデザインの真骨頂ともいえる家具が訪れる人を出迎えてくれます。
 モノはあまり置かないで、シンプルな落ち着いた空間が演出してあるので広々とした心地よさを感じることもできます。
 無垢の杉フローリングが清々しいリビングの端には、オーブン料理を楽しむことができる薪ストーブも置かれていました。長い煙突が天井までのびた光景は圧巻で、家のシンボルともいえる存在となっています。

 この家は間仕切りを少なくして、家全体が一つの空間となるようにプランニングされています。あえて扉をつけていません。このようなオープンな設計には、ご夫妻の深い愛情が込められています。
「機能性が高くて物音の聞こえない家よりも、家族の足音が聞こえる家にしたいと考えました。家のどこに居ても子どもは親を、親は子どもの存在を感じることができる、温かな家にしたいと思ったんです」
 リビングを吹き抜けにしたのも、二階から下にいる子どもを見守ることができるから。家族の一体感を大切にした家づくりによるものでした。

「自分が子どもだったら、どんな家がいいかな」をコンセプトにしたご主人。玄関までのエントランスには、ゆるやかなスロープをつけることを思いつきました。子どもの自転車を動かすときや、将来は車椅子のバリアフリーにも役立ちます。そんな工夫がいろいろあるなかで、意外だったのはお子様が階段をとても気に入ったこと。

「前はアパートの1階に住んでいて階段を使うことがなかったので、はしゃぎながら上がってよろこんでいます」
 うきうきしながら階段を上がると、そこに広がるのは家族のフリースペース。ひときわ目を引くのは、天井まで届きそうな巨大本棚です。この巨大本棚は可動式で一部を分割することができ、高いところにある書籍を取るための階段にも変身します。お子様はこの階段に座って本を読むのが大好きです。
 また、壁にはボルダリング風の凹みを取り入れるなど遊び心が満載。
「子どもの楽しさに大人のかっこよさを加えました。両立できてよかったです」とご家族みんなの笑みがこぼれます。

 家のなかでどこが一番落ち着くのか、ご主人に質問してみました。
「どこも全部好きですが、やっぱりリビングにある薪ストーブの前かな」
 ゆらゆらと燃える炎を眺めるだけで、心が静かになって癒されるそうです。
 もうひとつ、居心地がいい場所があるそうです。それは本を読んだり、ネットを楽しんだりする2階の書斎。この家では各部屋に有線LANと無線LANが引かれ、隅々まで電波を届かせているのです。いろいろな配線や分電盤などの機能が、この書斎に集約されています。
「いわば家中のネットワークを指揮できるコントロールルームのようなもの。男の夢でもある指令基地です」
 まるで少年のようにうれしそうなご主人ですが、「でもやっぱり家族と一緒に過ごしている空間が一番好きかなと」と本当に子煩悩です。

 家を建てようと思っている方へのアドバイスをいただきました。
「一生に一回の買いものなので、悔いがないように信頼できる設計士と建てることが大事ですね。私たちには建築士の友だちがいたので、とても心強かったです」
 尚建工務店はアットホームな会社なので、友だちのように何でも相談することができます。地元に密着した少数精鋭の会社なら、大きな会社には真似のできない温もりと安心感のある家づくりができそうです。

 最後に、これからの暮らしを聞いてみました。
「できるだけモノは少なく、シンプルに暮らしたいですね。いらないものは買わないようにしたいのですが、大好きなインテリアは少しずつ充実させていきたいと思っています」
 秋も暮れてくると薪ストーブの出番。鍋をのせれば、温かなシチューや煮込み料理にも大活躍です。おいしい食事を囲む一家団らんの楽しいひと時に、家族の絆もますます深まっていきます。